階段を降りようとした時、鳴瀬くんが上がってきた。 「あ、大場」 「鳴瀬くん!教科書ありがとう!」 「あぁ、怒られなかった?」 「というか…先生出張で自習でした……」 「ぶっ…」 鳴瀬くんは階段を登りきって私から教科書を受け取ったと同時に笑いだした。 「あんなに慌てて借りに来たのに自習って……ははは」 鳴瀬くんのツボに入ったのか、お腹を抑えながら笑ってる 「ちょ、そんなに笑うことないじゃん!」 「いや、ごめん面白くて」 ───ドキッ… あれ、今私ドキッってした…?