すきって言って



───キーンコーンカーンコーン…



6時限目が終わった。


今日は掃除無しの日のためみんなゾロゾロと帰っていく。


「絃、今日新刊の発売日だから先に失礼する!」


「うん、羽月ちゃんまた明日ね!」


じゃあ私は教科書を返しにいかなきゃ…


教室を見渡すと優志くんはもう居なかった。



C組に行くとお姉ちゃんも鳴瀬くんも居なかった。


「あれ大場妹ちゃんどしたの?」


1番後ろの席の女の子に声をかけられた。


「鳴瀬くんに教科書借りたから返したいんだけど…」


「鳴瀬?あー多分保健室かも。隣の席の人が具合悪くなって連れて行ってたから」


「分かりましたありがとうございます!」


私はその女の子に頭を下げて、保健室に向かった。