「羽月ちゃんおはよう」
教室に入ってすぐに私の前の席に座る、
榎本 羽月(えのもとはづき)ちゃんに声をかけた
「絃、おはよう」
羽月ちゃんとは中学からの親友で、
お姉ちゃんには言えない事とかの相談に乗ってくれてる。
羽月ちゃんはお姉ちゃんのことあんまり好きじゃないみたい
「アイツはまた今日も一段とテンションが高いな」
アイツって言うのは優志くんのこと。
「お姉ちゃんと小説の話で盛り上がってたからね」
「小説なら自分だって話できるけど。」
「羽月ちゃんが読んでるのは百合でしょ!」
そう、羽月ちゃんはいわゆる腐女子なのだ。



