すきって言って



「えっ、ちょ鳴瀬くん顔赤いよ??」


「うっせー、馬鹿、見んな」


鳴瀬くんが必死に顔を隠そうとする。


なんか、可愛いかも。


「ねぇ居るの?」


「教えねーよ!」


「お姉ちゃんとか?」


「いや、それはない」


えっ、お姉ちゃんじゃないんだ!珍しい!


となると誰だろう。他に思い当たる人…


「鳴瀬くん、私のこと嫌いでしょう?」


二卵性双生児のため私とお姉ちゃんはあんまり似ていない。


「別に嫌いじゃないけど、お前のこと」


さっきまで赤かった鳴瀬くんが急に冷たくなった。


嫌いじゃないけどって、なにそれ。



まあでもあれだよね、嫌われてたら一緒に登校してくれないもんね。