すきって言って



───次の日



「絃、わたし先に行くけど遅刻しないようにね?
稜くんが来るって言ってたから大丈夫だと思うけど…」


「うん、大丈夫だよー」


お姉ちゃんは昨日たくさん泣いたからか、今日はちょこっとだけスッキリした顔をしていた。


お姉ちゃん達が出ていった5分後に、鳴瀬くんから家の前に着いたっていう連絡が来た。


「鳴瀬くんおはよう!」


「はよ」


そういえば鳴瀬くん低血圧だから朝苦手なんだっけ?


あんまり話しかけない方がいいのかな…


「昨日遅く帰ったから泉心配してただろ」


「え?あぁうん、そうお姉ちゃん振られちゃったんだって」


「へぇ……」


鳴瀬くんは好きな人とか居るのかな?


「鳴瀬くんは、好きな人居るの?」


「…はっ」


軽い気持ちで聞いたはずが、鳴瀬くんが顔を真っ赤にしていた