すきって言って



宿題を済ませた後、眠くなってしまいそのまま寝てしまった。


目が覚めたのは22時頃。


階段を降りようとしたけどリビングの電気が付いていないことを確認して、お父さんはまだ帰ってきていない。


お母さんはたぶん、仕事に行ったんだと思う。


そう、その時は思っていた。









だけど、次の日になってもお母さんは帰ってこなかった。


「チッ、あの女逃げやがったな」


お父さんは昨日夜遅く帰って来た時から不機嫌だった。


「優志、お前料理出来るだろ?つまみ作れよ」


「えっ僕が作るの?」


「早くしろ!!!」


初めてお父さんに怒鳴られた。


僕は怖くて動けなかった。