すきって言って



「…それは」


「それは?」


なんか今の優志くんちょっと、かなり怖い


「私…優志くんのことが……好きだから」



ドキドキドキドキ…



あぁどうしよう心臓がうるさい


「それ、泉さん知ってるの?」


「知らない…と思う」



優志くんは勢いよく私の肩を掴んだ



「絶対、泉さんにそれ言わないで!!」



「……っ」



私は声が出なかった。



「それから僕のことは諦めて。」



諦めなきゃいけないって、分かってたけど…


「じゃあ僕先に教室戻るから。」


優志くんは行ってしまった。