───夜 「ねぇお姉ちゃんさ、好きな人とかいるの?」 勉強をしていたお姉ちゃんの手が止まった。 「す、好きな人?」 「うん、お姉ちゃんモテるじゃん? だけど好きな人とかいるのかなーって。」 「実はね…、生徒会長の相沢先輩がすきなの。」 お姉ちゃんは凄く恥ずかしそうにしている。 「あのメガネかけた人?だよね?声凄い低い人」 「そうなの、ちょっと滑舌の悪い人なんだけど…」 顔を真っ赤にしているお姉ちゃんはとても可愛かった。 優志くん、お姉ちゃんは相沢先輩が好きなんだって──