そうですか…



たぶんそうやって返事をしたと思う

あまり覚えていなかった



それから何か短く話をして、
村山さんは校長室を出ていった


一樹はしばらくボーっとしたあとに、
気持ちの整理がつかないまま校長室を出る





「あ、出てきた」


出ると、校長室のすぐ横に、裕二がいた


ニコリと笑って、一樹のほうをむく裕二



その笑顔を見た途端、さっきのイライラがよみがえって、
一樹は裕二のケツを蹴る