その瞬間ボボボっと顔が赤くなるのを感じた

石原くんが不思議そうに私を見つめている

ゆでダコみたいになった私は石原くんを見ることができず、ずっと目線を下げたままだ

すると

「先生平井が体調悪そうなので保健室に連れて行ってもいいですか?」

「おう!頼んだぞ」

石原くんは私が熱でもあると思ったのか保健室に行こうとした

私は石原くんに手を引っ張られながら教室を出た

女子からの視線がとても痛かった

「いっ...石原くん...私体調悪くないよ」

振り絞った声で言ったからとても小さい