「今はウチのチームだよ。
…あと、あたし、光さんと付き合っている」

「え〜!!」

拓海くんの目が丸くなる。

「ち…ちょっと、何歳離れてるの?」

「20歳」

「…犯罪だよ、それ。
光も、まだ独身なんだね〜」

でも、どことなく嬉しそうな拓海くんだった。



海を見ると相変わらず穏やかな波が打ち寄せている。



「ちょっと歩く?」

拓海くんは立ち上がった。