夜空を見上げて、君を想う。




「月斗、屋上で飯食おうぜ。」

「え?…ああ。」


昼休みになり、いつもなら俺が颯の席に行くか颯が俺の席に来るがどうやら颯は屋上で食べたい気分らしい。


一応、屋上でご飯を食べることは許されていて、カップルや友達同士で食べている人は結構いる。

俺は屋上で食べたことは片手で数えるくらいしかなくて気分転換にちょうどいいなと思って颯の誘いに乗る。




































「ん?あれ春日じゃん。」

「月斗。颯。」


屋上の重たい扉を開けて早々、フェンスに身を預けて弁当を食べている春日を見つける。


「春日一人か?」

「うん。今日は空が良い色してるからね。」

「そーかあ?」

「…確かに。」


春日に言われるまで全然気がつかなかった。

同じ美術部といえど、こういうほんの些細な違いを感じられるところは俺と違う。


「まあいいや!一緒に食べようぜ。」

「もちろん。」