オムライスを頬張りながらスーツ姿の男は笑った。



「援助交際みたいだね」



「お金くれるの?」
言いかけて、やめた。





真理子に教えてもらったマスカラを塗ったまつげが、まばたきをするたび視界に入る。





「平成生まれだもんなぁ~。ついこの間じゃん」





ブランドロゴの入った、ダサイネクタイがやけに目につく。


先生はいつも、ポロシャツだった。


よく見ないでも全然違う。









こいつは私を救ってくれない。









わかっているのに、




期待する。