秘密主義の楓くん





「これからさ、今日みたいにご両親がいない時は、うちにおいでよ。毎回は泊められないかもだけど、外食よりはうちでご飯食べた方が栄養だっていいだろうし」



「ありがとう。凛太郎もきっとその方が喜ぶよ」



毎日じゃないけど、悠成と紅音のお迎えとか行かないといけなくて、友達とこうやって話すことがあまりなかったから、少し嬉しいな。



「あ!」



「えっ…何⁈」




「洗濯物忘れてた!」



洗濯機に入れっぱなしだった!





「うそっ」



慌てて脱衣所に走り、洗濯物の中から洗濯物を取り出す。


一応乾燥までやっていたから、生臭さとかはなく乾いている。



それでも一応干しておいた方が良さそうなので、お風呂場に浴室乾燥をかけて、干しておくことにした。