「うわぁー!しゅごくおいちそうな匂い!」



ガラガラっと、リビングの扉が開き、チビ達が入ってくる。



「3人とも席に座ってー。
凛太郎くんはこっち」



3対2で向かい合って座る。




「悠くんご挨拶して」


「はい!みなさん手を合わしてください。いただきます!!」



「いただきまーす!!!


ん〜!おいちい!!
なっちゃん!すごくおいちいよ!」




「ありがとう」



園児ながらも頬に手を当て、美味しさを表現する。



「凛太郎はどう?」



「おいちい!」


「そう?良かった」



美味しいと言ったものの、人参はしっかり横に避けてある。



「凛太郎、人参も食べないと大きくならないぞ」



「りっくん!人参しゃん、すごく美味しいよ」



フォークに人参を刺して、悠成が人参を食べる



それを見た凛太郎は、小さく人参を切って一口パクリと食べた。