秘密主義の楓くん




「とりあえずお水でも飲んで、そこでゆっくりしてて。ドライヤーとかは私がするから」



「すみません」





「はーい、ドライヤーするから、みんなここに並んで」



コップに入れたお水をぐいっと飲み干し、ソファに横になる楓くんを見届け、私がチビたちの髪を乾かすことに。






「よーし、これで終わり。3人とも、悠くんとあっちゃんのお部屋でいい子にできる?
お姉ちゃんは今からご飯の準備するから、それまでいい子にしてるんだよ?」




「うん!!」



「りっくん、こっち」と、悠成が凛太郎の手を引いて、リビングの隣の部屋(子供部屋)に連れていってくれた。