「あ、いえいえ、元はというと凛太郎が悠成くんの使っていたおもちゃを取ったのが原因みたいで…こちらの方こそすみませんでした」 …ん? お父さんにしては高い声だし、なんか最近聞いたような声だな? 不思議に思いながら、顔を上げると 「⁉︎楓くん⁉︎」 「瀬能さん⁉︎」 目の前には楓くんがいて、 私は楓くんに向かって、頭を下げていた。