秘密主義の楓くん




全力疾走で迎えに行ってあげたいんだけど、そこまでの体力はないので、いつもより早歩きで迎えに行く。



そして私が迎えに行く日は、帰りにスーパーに寄って、夕食の食材を買ってから買える。




弟たちとは年が離れているため、私が弟たちの食べたいものに合わせている。



私も食べたいものはたくさんあるんだけどね笑




まあその中でも被っているものを基本的には選んでいる。





て思っているうちに保育園に着いた。




「こんにちはー」



門を開けて、中に入る。






「あっ!なっちゃんだー!」



入った瞬間、グラウンドで遊んでいた園児が私を見つけ、名前を呼んで走り寄ってくる。






「悠成(ユウセイ)今日もちゃんと良い子にしてた?」



「うん!」



私に走り寄ってきてくれたのは、私の歳の離れた弟、悠成。





「今日はね、りっくんと鬼ごっこしたんだよ!」



「そうか〜凛くんと鬼ごっこしたんだ〜良かったね」



「うん!」



そうかそうか〜

もうこんなに泥だらけになって〜、おねぇちゃんが洗濯するんだぞ!

っと心の中でつぶやく。



「そう言えば紅音(アカネ)は?」



紅音は私のもう1人の妹で、悠成とは双子の兄妹になる。