「――!!」
パチッと目を開けた。
まだ消してない明かりが一気に目を刺激するから手を傘にして目を慣らさせる。
わー……。
あ、危なかったぁ。いま寝ちゃうところだった。危ない危ない。
恋ちゃんはまだ来てな……
「あ、起きた」
「へ?」
指の隙間から見える恋ちゃんの顔。
私を見下ろした彼はもうそこには居なくて「電気消すよ」の声が遠くに聞こえた。
「あ、うん……え、恋ちゃんいつから……」
「ちょっと前っていうか今さっき? てか、大丈夫?」
暗くなった部屋だけど豆電球のおかげで恋ちゃんがいる位置は確認できた。
心配した声に「大丈夫」と頷くと「良かった」と優しい声が返ってくる。



