「フフフ、いーねぇ。若いって。アオハルアオハルぅ♪」
愉しそうな声の主にポっと体温が上がったのが分かる。お母さんは見抜いてるんだ。私が恋ちゃんのことを好きだって。
部屋を出ようとするその背中には花が咲いてるオーラみたいなものが見えた。
なんでウキウキしてるんだお母さん……。
「お、お母さん!」
なんだか恥ずかしくなって呼び止めてしまったけど、もっと恥ずかしくなったのはお母さんの顔がそれはもう嬉しさのあまりふやけるような表情でこちらを向いたから。
ヤメテーっ、そんな顔で私を見ないで!
お姉ちゃんにも知られたくなかったけど、お母さんはもっと知られたくない。
だって、ほら。もうさ……。



