山西さんの目がギラギラしてて、断れなかった。


まぁ…いつも山西さんのメイク道具借りてたし…


自分でやるためにも、山西さんに一緒に選んでもらえたら心強い。



「じゃあ、決まりね。
ちなみに行くところは、高野くんのバイトしてる喫茶店の近くだから」


「え゛っ」



山西さんがにこっと笑ったけど、


私の心の中は震え上がっていた。