「まーじか。高野コノヤロー」


「バカヤローだね」



プンプンと由奈ちゃん達から煙が出てる…ように見える。


2人とも、なんかお怒りの様子だね…。



「なんか、変なこと言っちゃった?」


「しーちゃんは悪くないよ。
こっちの話」



こっちの話って…高野くんの話なのに2人の話なの?


ちょっと疎外感…。



「ねぇ、三澤ちゃん」


「ん?」


「放課後、メイク道具買いに行かない?」



ずい、と山西さんが顔を寄せてくる。


え…急だな。



「いいけど…どうして?」


「やっぱり三澤ちゃん、メイクしないのもったいないからさ。
わたしと似合う色違うから、三澤ちゃんに似合うやつ買いに行こ!」


「う…うん、わかった」