家に帰ってすぐ、ボフン、とベッドに沈み込んだ。


……もう来ないって、言っちゃった。


これで…よかったんだよね?



クセで、ついラインを開いてしまう。


高野くん、まだバイト中だよね。


変わるわけないけど、アイコンはあの女性のまま。


一言コメントも、変わらないまま。


高野くんの気持ちは、全然変わってないんだ。


頭撫でられたところで、やっぱり私は、高野くんにとってなんでもなかったんだよ。


ただの友達。他の女子と同じ。



大丈夫。わかってた。