しかも一回お店から出てるのにまた来るって…おかしい。


お店側からなにか注意してもいいと思うんだけど…。


うーん…と首を捻ると、


高野くんがこっちに来て。



「お待たせしました。
オレンジジュースです」


「ありがとう」


「今日は大人ぶらないんだな」



フッ、と高野くんがバカにしたように笑った。


くっ…


高野くんがいない間に注文しといたから、バレないかと思ってたのに。


まさか高野くんが持ってくることになるとは…。それは考えてなかった。


でも、オレンジジュースとはいえ、ちゃんと注文してるし…


私はあの女の子とは違う…よね?