『マジか…』って、高野くんの困ったような声が聞こえる。


今はコンビニに行くだけだろうから、家まで行くことはないけど…


バイト帰りなら…もしかしたら本当に家までついていくかもしれない。



「本当に追いかけたのかはわからない…。
…後ろに、いる?」


『…さっきチラッと振り向いたら、それらしき姿が見えた』



やっぱり追いかけてるんだ。


どうしよう。



“ねぇ、今日どうやって逃げたらいいと思う?”



たぶん一番不安なのは、



高野くん…だよね?