私には無理だ。コンビニのトイレ借りたら何か買わないと申し訳なくなるタイプだもん。


……って、そんなこと考えてる場合じゃない!


あの子、高野くんを追いかけたんじゃ…!?


高野くんに連絡しないと…!



ラインを開いたままだったから、


そこからすぐに高野くんに電話をかけた。


呼び出し音がして3秒くらい経ってから、高野くんが電話に出た。



『…もしもし』


「もしもし、高野くん!」


『……どした?
いきなり電話かけてきたと思ったら、すげぇ焦ってるみたいだけど…』


「お、落ち着いて返事してほしいんだけど、
……さっきの女の子、後ろにいたりする?」


『……もしかして、もう店にいない?』


「うん…高野くんを追いかけていった感じだったよ」