真矢さんの言葉に、グサッと心臓をひと突きされた(気分)。
そ、そんな言い方したら、
本当にお店出禁になる…!
否定したいけど、ストーカーなとこもあるから否定出来ないし。
どうしよう、どうしよう。
これじゃ、本当に高野くんに迷惑かけちゃう。
何も言えずに縮こまっていると、
「おい。
何してんの」
低い声が聞こえて、
その声の主が、真矢さんの肩をぐっと掴んだ。
「翔希くん、この子、あなたのストーカーって聞いたけど…」
「は?
おい真矢」
「いやいや、嘘!冗談だから!」
ちょっと怒った様子の高野くんは、真矢さんを羽交い締めにした。
「いたたたた!!
まじで、ごめんって!」
「次三澤のこと傷付けたら、
真矢でも殺すからな」



