可愛い…か?


そう思ったことは…そんなにないな。



え、ていうかカッコつけたいの?


そうだとしたらたぶん…



「高野くんは、
たぶん誰にでもカッコつけたいタイプだと思いますよ」



昔から目立ってたし、


本人が目立ちたがりだったのかもしれない。


それはたぶん、相手が私に限ったことじゃない。



「たしかに。
だから今、あんなことになってんだな」



イケメン店員さんが、さっきうるさかったテーブルの方を指さした。



「……!」


「カッコつけたがりだから、
あんなのされても断んないのかな」