「世間話なら、俺もちょっとしてもいいですか?」
「……え?」
「高野のことで、お話したいなって」
イケメン店員さんが微笑む。まぶしっ。イケメンかよ。イケメンだよ。
って、高野くんのことでお話…とは!?
まさか…私の下心がバレているとか…!?
「え…と、…え?」
「高野って、キミがいる時めちゃくちゃ頑張るんだよね」
「へ、へぇ…」
私がいる時に頑張ってるって、
単に私が忙しい時間帯に来てしまうだけでは…。
「高野とは、中学の同級生なんだってね」
「あ…はい」
「カッコつけたいのかなぁ。
可愛いとこあるよね、アイツ」



