「や、休みの日まで会いに行くとか、
下心あるって思われない!?」
「実際下心あるでしょ?
彼のためにメイクしてんだから」
そ、そうだけど…。
それとこれとは別っていうか〜!
そりゃ、高野くんに想いを伝える度胸がないから、察してほしいとは思うけど…
でも、察してほしくないっていうか〜…
複雑なのよ!!
「せっかくメイクするのに
誰にも見せずに落としちゃうのももったいなくない?」
「そ、そうだけど…」
「いいじゃん。
わたしも行くから、ただ普通に店に行くだけってことで」
そりゃ、スタンプカードもあるし、
会いに行くだけが目的じゃないけど…
「そのお店って飲食店?」
「喫茶店だよ」
「喫茶店!
お昼そこで食べようよ!
ナポリタンあるかな〜!?」



