すぐに店内に入ると、
昨日も見た、イケメン店員さんがこっちに来た。
「いらっしゃいませ。
1名様ですか?」
「はい」
「こちらの席へどうぞ」
イケメン店員さんは、昨日と同じテーブルに案内してくれた。
……高野くんは、もう少ししたら出てくるかな?
「ご注文はお決まりですか?」
「あ…まだ、決まってないです」
「決まったらお呼びください」
メニュー表を置いて、イケメン店員さんは別のテーブルの方へ歩いていった。
……本当は、決まってるけど、
高野くんに来てほしいし…。
メイク、なにか言われるかなってそわそわしていると、
金髪の男の子がホールを歩いているのが見えた。
あ、
高野くん…!



