「いい加減にしてよ、鬱陶しい」 「お、姉ちゃん…落ち着いて…よ」 あまりの変わりようにシュナは戸惑いを隠せない。 「自分だけが辛いみたいな顔して。 あたしがあんたの為にどれだけ我慢したと思ってんの? あたしだって辛い気持ちをずっとこらえてきた。 それなのに何で? 自分の気持ちばっかりをあたしにぶつけないでよ…」 アルシェは泣き崩れた。