「分かりました。考えます」


アルシェはそう言ってエレナと別れた。

家に向かって歩き出す。



しばらく歩いていると、シュナがアルシェの服の袖を引っ張った。



「どうしたの?シュナ。もうすぐ家だから」


アルシェは言った。