ああ、嫌な予感がする。
よりによってなんで男子なんだよ。

『僕ね、水瀬さんと友達になりたい!』

え、はい?

「いや、もっといい時間と場所なかったかな!?」
思わず突っ込む。

『じゃあもう友達ということで!』

あぁ、そりゃ世界中にはたくさんの人がいる訳で、こういうばかみたいな人も世の中にいるよねうん。よし、帰ろう。こんな時間まで待った私がばかだった。