でもしばらくそうして歩いていたら、当然のように、あたしはなにをしてるのかしら、という思いがむらむらと湧きあがってきて。
「慎吾」「あきお……」
名前を口にしたと同時に自分の名前を聞くはめになってしまった。
(んもう!)
こういうの、本当にいやだ。
こういうの、以心伝心なんて思わないからね。
唇がとがったのは自覚したけど、気づいた慎吾が笑ったのがまた腹立たしい。
「お先にどうぞ、親分」
慎吾はおどけて肩をすくめた。
「…………」
お芝居じゃあるまいし、そんなことを言われて、いきなり親分になれるか。
(はぁ……)
どうしてこいつとあたしは、こんなにタイミングが悪いわけ?
しかも、むかつくことに。
結局言うなりになってるのは、あたしじゃないか。
「慎吾」「あきお……」
名前を口にしたと同時に自分の名前を聞くはめになってしまった。
(んもう!)
こういうの、本当にいやだ。
こういうの、以心伝心なんて思わないからね。
唇がとがったのは自覚したけど、気づいた慎吾が笑ったのがまた腹立たしい。
「お先にどうぞ、親分」
慎吾はおどけて肩をすくめた。
「…………」
お芝居じゃあるまいし、そんなことを言われて、いきなり親分になれるか。
(はぁ……)
どうしてこいつとあたしは、こんなにタイミングが悪いわけ?
しかも、むかつくことに。
結局言うなりになってるのは、あたしじゃないか。



