バカな君へ、贈る愛


外に出て、服を買い終えたわたし達は、来た道を戻っていた。




おうくんの金色の髪が、太陽の光を受けてキラキラと光っている。

まるでシルクみたい。



「明後日からさ……また学校だけど、行くの?」



「うん……わたしみたいな人は、行かなきゃまずいと思うし……」



勉強ができないから、せめて授業には出席しないと、単位が取れない。



「……そっか」



とりあえず、無遅刻無欠席でいられているというのは、わたしの美点だとは思っている。……お母さんはそう言ってて、お父さんには「当たり前」の一言で終わらされたけどね。



「へえ、偉いじゃん」



「そんなこと、ないよ……」



わたしは、俯いてしまった。お母さん以外に、無遅刻無欠席であることに関して「偉い」と言われたことがないんだもの。


だから、お母さん以外の人……しかも、男の人に言われるだなんて思わなかった。