「まっ……真宙くん……っ⁉ CDのジャケットって……っ⁉ ブッ……『blue sky』のって……っ⁉」


「希空ちゃん、反応遅いよ。イラスト描くの嫌なのかと思って心配しちゃったよ」


「えっ⁉ まっ……真宙くん……っ‼ 私、まだイラスト描くとか何も返事してないよっ‼」


「えー、OKしてくれたんじゃないの」


「あっ、あのっ、OKするとかしないとかそういうことではなくて、もともとそんな重大な役目、私には無理だからっ‼」


「そう? オレは、そんなことないと思うけど。希空ちゃんならきっと素敵なイラストを描いてくれると思ってるから」


「まっ……真宙くん……っ‼」


「だから、ね。お願い、希空ちゃん、『blue sky』のCDのジャケットのイラスト描くこと頼まれてよ」


 そっ……そんなことを言われても……っ‼

 私は頭の中が大混乱していた。