君と見る空は、いつだって青くて美しい




 その日の休み時間、クラスの女子生徒たちの様子がおかしい。
 確実に私に対する態度に異変があった。

 私は、その異変に気付きながらも、女子児童たちに話しかけた。
 すると、女子児童たちは私に何も言わずに去って行ってしまう。

 おかしい、なにかがおかしい。
 私は、そう思いながらも、別の休み時間のときにも女子児童たちに話しかけた。
 でも、やっぱり女子児童たちは私に何も言わずに去って行ってしまった。

 本当は気付きたくなかった。
 でも、ここまでされているのに気付かないわけがない。