君と見る空は、いつだって青くて美しい




 そういうところが幼稚園の頃と全く変わっていない。
 のではなく、変われていない。

 なんで。
 なんで私は変われなかったのだろう。

 というより。
 そもそも、その頃の私は、そんな自分のことを変えたいと思っていたのだろうか。

 たぶん、その頃の私は、特に何も思っていなかったような、そんな記憶が微かに残っている。

 幼稚園の頃と同じように、小学一年生や小学二年生の頃の私は、他の児童たちと違って、やっぱりぼーっとしていたような記憶も微かに残っている。


 なんだろう、あまり反応がなかったというのか、そんな感じの小学一年生と小学二年生だった気がする。