でも、美空さんの真宙くんへの信頼は、真宙くん言葉で一瞬にして崩れ落ちた。
真宙くんは美空さんにこう言った。
「学校を休みたいなんて、そんなのは逃げることになる。いじめなんかに屈しちゃダメだ。ちゃんと闘わなくちゃ。大丈夫、美空は強い子だ。いじめになんか負けない、そして勝てるさ」と。
真宙くんの言葉を聞いた美空さんは、「お兄ちゃんなら私の気持ちをわかってくれると思ったのに。……もういい……」と言って自分の部屋の方に歩き出した。
そのとき美空さんは「お兄ちゃんのわからずや……」と、とても小さな声で言い放った。



