知らない女子生徒たちが私に何の用だろう。
そう思うと同時に、知らない女子生徒たちに呼ばれることへの疑問と少しの恐怖が私に襲いかかる。
その女子生徒たちがどういう人たちかもわからないのに、そんな人たちが三人もいる。
そして、その女子生徒たちに呼ばれた私は一人。
つまり三対一ということになる。
ということは……。
もしかして……もしかすると……。
この状況は……危険……?
もし何か恐ろしいことがあっても、相手は三人で私は一人。
そんな状況で、私はどう回避すればいいの?
って、そんなの確実に無理に決まっている。
無理に決まっているのに。
そんな危険なところに私は今、行かなければならない。
危険かもしれないことを想定しているのに。
…………。
あ……。
でも、待って。
ここは学校。
先生や他の生徒たちもいる中で、そんな恐ろしいことはしてこない……かな……。
とりあえず、その女子生徒たちのところに行ってみるしかない。
本当は、あまり行きたくはないのだけれど。



