そこから見る景色。 教室の隅々までクラスメートたちの顔がよく見える。 あまりにもよく見え過ぎて、圧倒されてしまいそう。 それだけでも、すでに激しい緊張とパニックで頭の中が真っ白になりそうなのに。 それなのに、みんなが私の発表を聞こうと注目している。 それは、なんという恐ろしい光景なのだろう。 みんなの視線が一つに集まって、何とも言えないくらいの恐怖に襲われそうになる。