君と見る空は、いつだって青くて美しい




 曖昧が苦手な私はアイコンタクトも苦手。


 目で合図をされても、言葉できちんと言ってくれなければ、なにがなんだかさっぱりわからない。


 そして、そんな私は、驚きな場面を見たことがある。

 それは、ある人たちがアイコンタクトをしているところ。
 そしてアイコンタクトをしている人たちは、そのアイコンタクトをお互いに理解しているような感じに見えた。

 他の人たちは、目で合図をしただけで、ちゃんと理解できているのだなと驚いてしまう。
 だって、言葉も交わしていないのに、どうしてお互い、そんなにも理解し合えるのか不思議でしかたがない。

 目がしゃべるわけではないのにどうしてって。
 どうしてなにも話すわけではないのに、話しているように理解できるのか。
 私には一生、その謎は解けそうにない。

 私は、アイコンタクトという方法は避けたいことの中の一つ。
 たぶん、たぶんだけど、私がアイコンタクトが通じるようになるということは一生こないだろう、と思う。