君と見る空は、いつだって青くて美しい




「あの~、もしも~し」


 ……‼

 真宙くんに声をかけられて、またまた私は我に返った。


「またまた何か考え事してない?」


 そう言って、またまた私の顔を覗き込んできた、真宙くん。


「そっ……そんなことはないよっ」


 少し慌ててしまったからか、私は少しだけ声が上ずってしまった。


「ほんとぉ~?」


 私の様子を見抜いたのか、真宙くんは疑わしい様子でそう訊いてきた。


「ほっ……本当だよっ」


 それでも私は必死に自分を貫いた。


 私がそう言った後、真宙くんは一瞬、黙ったけれど、その後すぐに、


「まぁ、いいや」


 と言った。


 真宙くんの諦めが早くて良かったと思った、私。

 が、しかしっ‼