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何やら黙り込んだ漣さん。どうしたのか首を傾げていたら、漣さんは顔を上げて言った。




「痛く、ないか?」



「へ?あ、はい。痛くないです……」



「そうか、よかった」




のほほんとした雰囲気が流れる空間で、突然
新城さんが声をあげた。




「……あ、そうだよ!紅蓮、吹雪ちゃん。宏司さんが呼んでたよ」



「オヤジが?」



「吹雪ちゃんに合わせろ!だって」




新城さんの言葉に、漣さんは眉を釣り上げて不機嫌そうだ。




「アイツか……」




はぁと盛大なため息をついて漣さんは、私を申し訳なさそうに見る。




「吹雪、悪いがついてきて欲しいところがあるんだ。痛いなら、抱き上げるが……大丈夫か?」



「ごめんね、雪ちゃん。はぁ、もう宏司は何考えてんだか。いや、わかってしまうのがまた嫌だ……。雪ちゃんは怪我人だっつーのに」