* * *




「終わったぞ」




襖が開けられて、シンがそこから顔を出した。




「……どうだった?」




俺がそう聞けばシンは眉間に皺を寄せ、吹雪を見た。





「紅蓮の言った通り骨折してたな。あと、頬だけじゃなくて腕と脚、腹にも痣があった。……どうしたんだ、この子。明らかに訳ありっぽいぞ」





「…………」






まさかそこまでとは思わなかった。いや、俺が勝手に、頬を殴られたときによろけたりして腕を打ちつけたのかもしれないと考えていた。




ただそれが身体中にまでというと、怒りが先ほどの倍になって湧き上がってくる。





「吹雪は、吹雪の事情はもうわかってる。これをやったのは四十八日母親だろう」




「は……、虐待かよ」