ストーカー紛いな、いや、実際ストーカーのようなことをしていたと思う。



 あるだけの権力、名声を使って、仕事よりもどうやったら彼女が手に入るかを考えていた。



 天海吹雪。



 頭の中で彼女の名前を何度も唱える。俺は23で、吹雪は15。



 8歳差では、今俺が彼女に近づいたら不審者扱いされ、警戒される。それだけはさけたくてなかなか話しかけることさえも出来なかった。




 そんな、もどかしい日々が、淡々と過ぎていっていた、ある日。







 ―― 機会は、訪れた。