こんなに暖かく向かい入れられたのはいつぶりだろうか。


 「おい、」


 私と新城さんの間に漣さんが割り込んできて、重なっていた手が離れた。


 「おいおい、紅蓮ちゃん……?まじかよ〜」


 何かを察したように、新城さんはニヤリと不敵に笑う。それが気に食わなかったらしく、漣さんに頭を叩かれて涙目になっていた。


 「さて、吹雪ちゃん。吹雪、ふぶき……、雪ちゃんか!」


 何やらひとりで満足そうな顔をしてうんうんと頷いているシンちゃん。


 「……雪ちゃん?」


 私のこと?かな。


 「そうだ!俺は吹雪ちゃんのこと雪ちゃんって呼ぶな」

 「あ、はいっ……」


 圧、というか……勢いがすごくて、思わず返事を、してしまった。