-------❁ 翌日 ❁-------

昨日声かけられた子が誰だったのか気になっていた。

………ちふ…ゆ…ちふゆ、千冬!

バンっと机を叩かれ、私はびっくりした。目の前には紗世ちゃんがいた。

「ごめん、ボーッとしてた〜」

「ボーッとしてたって…大丈夫?相当落ち込んでるんだね、もう一週間経ったよ?」

「うん…大丈夫!もう落ち込んではないから…ただ……」

「落ち込み過ぎて感情が無くなったの!大丈夫!?」

「何言ってるの〜!」

プフっと笑って、もうとペシッと紗世ちゃんを叩いた。

「声かけてきた男の子が気になってるの。」

「声かけられたの、どの子なのか教えてよ」

うんと私は頷いた。