ちょっと強引につれだされたけれど、あのままだといつまで経っても会話が進んでなかっただろう。
それにしても、爽介さんの用意した服で来て良かった。
欲を言えば、メイクはもっとしっかりしたかったけれど、今更後悔してもしょうがない。
外に出るからとかわいい服で来て良かったと思う。
ただ、汚れないかが心配なんだけれど......。
「さぁ、行きましょ」
ルンルンなお義母様は、私の心配なんてお構い無しに病院を出て、色んな高級テナントが入っているショッピングモールに向かっていった。
まさかとは思ったけれど、やっぱりこの中に入るのか......。
目の前まで来て、入るのに戸惑ってしまうほど煌びやかな場所だ。
「ここに美味しいお茶屋さんがあるのよ」
そんな畏まった場所に行ってしまっていいものなのだろうかーー。
マナーとかすごく気になる。
ここで失敗は出来ないだろう。



